SAPIX オリエンテーション
SAPIXの入室テストに無事合格したので、入室オリエンテーションに参加してきました。
オリエンテーションは、新1年生〜3年生(低学年)と、4年生〜6年生(高学年)に分かれて行われ、うちは新1年生なので低学年の部に参加しました。
雰囲気
SAPIXの校舎に入るのは説明会の時以来でしたが、やはり教室は狭く、殺風景で、大人が座ると少し窮屈な感じでした。
でも、子供達が討論式で切磋琢磨しながら授業を行うのであれば、このくらいの教室がちょうどいいのかもしれません。
内容
内容は、ざっくり書くと、 ⑴時間割やクラス数等
⑵諸注意
⑶授業内容、テスト
⑷質問タイム
でした。
時間割やクラス数等について
最初に時間割や現在のクラス数等ついての説明がありました。
SAPIXは休憩時間なく、ぶっ続けで授業を行います。
休みなしで疲れてしまわないのか、途中で集中力が切れてしまわないのか、と心配になります。
でも、SAPIXの先生曰く、休憩時間をとる方が逆に集中力が途切れてしまって良いことはない、とのことでした。
休憩がない分早く終わりますし、他の塾のようにお弁当も必要ないので、うちはこの点はメリットに感じました。
ちなみに最近早稲田アカデミーもSAPIX寄りになってきていて、今年から休憩時間を減らして、4年生まではお弁当はいらないと説明会で言っていたそうです。
通塾の際の諸注意について
その後、もろもろの諸注意がありました。
通塾は安全面等を考慮して、基本公共交通機関を利用しないといけないそうです。
車はSAPIX前での乗り降りは禁止、安全面から自転車での通塾は禁止、とのことでした。
娘が通う予定の校舎は電車で通塾する子が多く、低学年までは親が迎えにくる割合が多いけど、3年生ぐらいからポツポツ一人で帰る子が増え、4年生になるとほぼ全員一人で帰るそうです。
一人で帰る際も、全学年、駅の改札まで塾の先生が送ってくれるそうなので安心です。
あとは、塾を欠席した際の説明がありました。
低学年のうちはテキストを読めばわかるようになっているので、休んだ分は家で親と一緒にやってください、とのこと。
高学年になると、テキストを見ただけでは理解できないので、先生が手書きの解説を渡します、とのことでした。
いずれにしても一回休んだくらいでついて行けなくなったりはしないので、無理してこないように、体調悪い場合はしっかり治してから来るように、とのことでした。
特に低学年のうちは、地域のイベントや学校行事は優先して大丈夫!旅行や帰省にも行ってください!とおっしゃってました。今しかできない経験を大事に〜、ってことですね。
テキストは基本的にお休みしてしまった次の回でもらうようになるのですが、休んだ授業後であればテキストを受け取れるそうなので、用事等で休んだ場合は早めにもらいに行ったらいいかもしれません。
その他、避難訓練、電車内でのマナー、持ち物等についての説明もありました。
授業内容、テストについて
あとは一番きになる、授業内容やテストについてですね。
基本的に、国語は漢字や語彙力、算数は計算力が土台になるので、そこは家でしっかりやるように、とのこと。
国語も算数も授業内容が大きく2つに分かれていて、大まかに、国語だと⑴読解問題、記述問題⑵漢字やことわざなどの知識、算数だと⑴図形等の発展問題⑵計算問題のように分かれていて、一回の授業で両方を取り扱うようです。
テストは、クラスの昇降に関係のあるテストは2種類あるそうです。(組み分けテストと確認テスト)
組み分けテストはテスト範囲はなく、クラス昇降数に上限もないので、理論上で言えば、一番下のクラスから一番上のクラスまで一回のテストで上がることも可能です。このテストは年に3回あります。
それに対して、確認テストは、二カ月に一回行われ、過去二ヶ月の授業内容から出題されるテストになります。
こちらのテストは校舎の規模数によって最大1〜3クラスの昇降しかありません。
ちなみに娘の通う予定の校舎では、おそらく1クラスの昇降までになると思います。
質問タイム
説明会の後、何点か気になる点を質問させていただきました。
低学年からの通塾について
まず、うちの場合は、低学年から通塾させることにまだ多少迷いがあるので、その辺りを伺ってみました。
先生は「正直低学年からの塾通いは、習い事の一つという捉え方をしていただきたい。3年生ぐらいから本格的に受験に向かって取り組んで行ったのでいい。それまでは、例えば、夏期講習だけ受けるとか、そういう塾の利用の仕方もありです。ただ、4年生から急に週2の塾通いを始めて、突然勉強の習慣をつけるというのは難しい。現状、4年生から入塾する子は、ほぼ転塾組の子で、なんらかの勉強をしてきた子達。なので、遅くても3年生からは通塾を始めた方がいい」とおっしゃってました。
低学年から通塾を始めると、途中で燃え尽きてしまう、という話をよく聞くので、その辺についても聞いてみましたが、 「そんなことはない。伸び悩む子はどの時点で開始しても伸び悩むし、低学年から始めたから、というのは全く関係ない。」とおっしゃってました。
入塾直後のクラス分けについて
あとは、もしSAPIXに入塾するとしたら、二月から小学生準備講座を受講し、4月から通塾を始めることになる訳ですが、その時のクラス分けはどうなるのか聞いてみました。
「新一年のクラスは、先月受けた入塾テストの結果で決まり、そのクラスで、準備講座と5月までの授業を受ける。その後は、5月に行われる確認テストでクラス分けします。」とのことでした。
まとめ
オリエンテーションを通して、先生のお話からは、随所にプライドを感じましたし、SAPIXという塾に自信を持っていることが伝わってきました。
子供にも、SAPIX生として恥ずかしくないような行動を指導しているそうで、例えば授業前にはダラダラ過ごすのでなく、本を読んで過ごすようにさせている、とおっしゃってました。
形から入れば自ずと自覚につながるそうです。
こういった、みんなが自信と自覚を持っている環境に身を置けることは、娘にとってとてもいい刺激になるのではないかな、と思いました。
もしSAPIXに入塾したとして、本当に楽しくやっていけるのか心配ですし、低学年から厳しい環境に娘を置くことにまだ迷いはありますが、今回のオリエンテーションを聞いて先生の熱意を直に感じ、なお一層SAPIXに魅力を感じたのは事実です。
まだまだ決めきれませんが、とりあえず一年生準備講座を受講し、娘の反応が良ければ、SAPIX入塾についても前向きに検討したいと思いました。