感性を磨くには
前回ブログで、「ヤマハ音楽教室に通い始めてから娘の感性が磨かれていると感じている」と書きましたが、ヤマハ以外でもうちは色々やらせていることがあるので、今回はそれを紹介したいと思います。
感性が豊かとは
そもそも感性が豊かとはどういうことでしょうか。 辞書には、「物事を心に深く感じ取る働き。感受性。外界からの刺激を受け止める感覚的能力」と書かれています。 私は、「普通は素通りしてしまうようなことにも目をキラキラさせて立ち止まって考えたり、固定概念にとらわれず物事を多角的な視点で捉えられること」だと思っています。 娘には、そんな感性豊かな、毎日ワクワクしながら過ごせる子になってほしいと願っています。
感性を育てるには
では、そういった感性豊かな子になってもらうためには、どういったことをしていけば良いのでしょうか?
もともと全ての人に感性は備わっているのですが、その感じ方は、それまでに経験してきたことや見てきた景色、出会った人や食べてきたものなど、様々なものに影響され、ひとりひとり違っています。 当然ですが、それぞれが感じ方に違いをもっているということですね。
子供は純粋で固定概念に支配されていませんよね。 親の私たちから見たら宇宙人にしか見えないような行動をする時もあるし、びっくりするような発想やいたずらをすることもありますよね。
それでいいんです。 それこそが子供の無限の可能性=感性なのです。
悲しいかな、大人になるにつれて人は固定概念に支配され、常識にとらわれるようになっていきます。 そういったことにとらわれない、まだ固定概念に支配されていない子供の時に、しっかりと感性を磨いてあげたいですね。
そのためには、親は子供にダメダメ言わず、色々なことに挑戦させてあげる必要があると思っています。 もちろんダメなことはダメだし、やったらいけないことはきちんと教えないといけません。 ですが、人に迷惑をかけないこと、命の危険がないことは、極力やらせてあげたいと思っています。
例えば今までどういったことをやらせてきたのか、いくつかピックアップしてみたいと思います。
料理
料理は比較的小さい頃からやらせてきました。 包丁も3歳ぐらいから使っていたし、
最近では餃子を作って焼いてみたりしています。
餃子を作るって、大人にとっては大したことないことかもしれません。 でも、子供にとってはワクワクの連続なんです。 例えば、大人の私たちは餃子の皮に水をつけたらくっつくことは常識ですよね。 でも子供にとっては魔法みたいなものなんです。 「水つけただけでくっついたー!なんで〜?のりじゃないのにー!!」と大興奮。
あとは、クッキーとかもよく作ります。 毎回斬新なクッキーが出来上がります(笑)
子供と料理すると時間はかかるし散らかるし、一人でやった方が明らかに楽です。 なので、いつもいつもはできませんが、時間があるときは一緒に作り、娘のワクワクを引き出してあげたいなー、と思ってます。 今後の人生の役にもたちますしね。
工作
うちはよく工作もします。
これは、先日お祭りで紐釣りをして、娘が「家でも作りたい」と言って作ったもの。
これは、おもちゃのギター。 ちゃんとした音は鳴らないけど、ゴムの張り方によって音が違うことに気付きました。
そして、これは果物の木。 粘土で作ったいろんな果物やらお菓子やらを木にぶら下げて遊んでいました。 ついでに女の子もぶらさがってました(笑) 本物の木には一種類の果物しかならないし、ましてや人はなりません。 でもこういう時に私は決して否定したり、正したりはしません。 (娘だってそんなことは分かっているのです) 「わー!この木は最高だー!!欲しいものがなんでも手に入るね〜。新しいお友達にも出会えるじゃん〜♫」と言いながら一緒に楽しみました。
工作も、時間も労力もかかるし、正直そんな高いクオリティのものはできません。 買った方が立派だし、楽です。 でも、うちは、小さい頃から色々作ってきました。
まだ自分で作れない頃は私が作る姿を見せていたし、今でももちろん難しい部分は手伝ったり、フォローしたりはしますが、自分で考えて、日々色々と製作しています。
これは、単にケチでやっているわけではなく(笑)、あえてやらせています。 その結果、娘は「〇〇買って〜」ではなく、「〇〇作りたい〜」とよく口にするようになりました。
大成功です。
工作って結構頭使うし、すごく発想力もいるし、立体感覚も養われます。
おまけにお金もかからない♫
言うことなしですね。
実験
実験キットみたいなのが、ショッピングモールとかでよく売られてますよね。 そういったのを時々やってみたりしています。
これは、通信教材のお試しで付いてきた「つかめる水」
これは、某高校の文化祭で科学部にお邪魔してやらせてもらったイクラ作り
あとは、お菓子でもこういう創作意欲を掻き立てられるようなものを時々買ってやっています。
粘土
小さい頃から粘土はかなりやってきました。 紙粘土や小麦粘土、お米粘土、油粘土、なんでもこいです(笑)
ベトベトになっても気にしません。 新聞を広げて汚れてもいい服を着て、好きなようにやらせてます。
アイロンピーズ
あとはアイロンビーズですかね。
普通は見本があってその通りに作る場合が多いんですが、うちの娘は見本とは違ったものをよく作ります。
これはバックです。
どうすれば立体的に組み合わさるかを考えながら、一生懸命作りました。
途中で多少フォローしましたが、試行錯誤しながらほぼ一人で頑張りました。
他にも色々あるんですが、長くなるので今回はこれくらいにします。
まとめ
こんな感じでうちはとにかく自分で考え、やりたいことをとことんやらせてきました。 子供なのでうまくいかないこともあるし、イライラしたり挫折したりすることもあります。 (もちろん基本はニコニコ楽しく取り組んでます。)
でも、そうやって自分で考え、失敗しながらも試行錯誤して娘にしかできない作品をたくさん作ってきたことにはとても意義があると思っています。
芸術に正解はないですからね。 娘には娘の好きなようにこれからも色々やらせてあげたいと思っています。
そして、これからも大人の固定概念にとらわれない、感性豊かな子に育っていってほしいと願っています。